アヌークブログ

大人の女性の経済的自立と心の余裕を追求中…ヒントや情報を日々発信しています!

個人塾が季節ごとのボーナス収入を得る方法

個人塾が季節ごとのボーナス収入を得る方法

個人塾が季節ごとのボーナス収入を得る方法


本記事は、個人塾の経営者の方に向けて執筆いたしました

数ある学習塾の中で、生徒と保護者に選ばれる塾を作っていくためのブログです!

学習塾は会員制の習い事です。

よほどのことがない限り、基本的には毎週生徒が通い続け、毎月授業料が入金されていきます。

他業種から見れば、非常に恵まれた経営形態なんです!

それだけに生徒がひとりやめると、経営的にも精神的にもダメージが大きいですよね…。

というわけで、生徒がやめない・生徒がやめてもびくともしない学習塾の作り方を見ていきましょう!

↓まずは副業から塾経営をやってみたい方は

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その1 常時平常授業で利益を出す

常時平常営業で利益をだす

常時平常営業で利益をだす

平日に休み時間を多めに設けることは前述しました。

では休日はどうでしょうか。

土日に営業している場合、朝から晩まで通常の授業を詰め込んだりしていないでしょうか。

土日こそ時間割に余裕を

授業は直接的には売り上げのもとになります。

でも先ほども述べたように、通常授業を繰り返すだけでは、売り上げは伸びていきません。


土日こそ、授業をしていない時間を作ってください。

それらの時間は、面談と講習会に充てます。

通常の授業を日ごろからパンパンにいれて、夏休みには平日の午前中にも講習を入れていては、体がもちません。

自分ではがんばれていると思っても、100%の授業が提供できないようでは生徒に対して失礼です。

かといって近年、短期アルバイトの雇用はますます困難です

ですから、年中同じ営業時間で運営していくことをお勧めします。

講習会はボーナス

年中同じ営業時間で働くことの意味は、売り上げを保つうえでも役に立ちます。

通常授業の売り上げは、サラリーマンの月給のイメージです。

毎月だいたい同じ額が入ってきます。

季節ごとの講習会はボーナスです。

月給とは完全に別の、臨時収入です。

年度ごとに収支を予想して学習塾を運営していると思いますが、収入を月給とボーナスに分けると、計算がしやすくてお勧めです。

年初に立てた予算までいくら足りないかによって、翌月追加受講を何件取ればよいか、追加受講が取れなかったら講習会を何件売ればいいか、とてもわかりやすくなります。

環境整備をケチらない

個人塾の中には、どんぶり勘定の経営者がたまにおられます。

学習塾は非常に続けやすい業種で滅多に倒産したりはしないのですが、それでもほとんど儲かっていない学習塾も散見されます。

経営者ひとりの生活費でやっとで冷暖房もろくにつけられないようでは、生徒がかわいそうです。

生徒は、よりよい学習環境を求めて学習塾にやってきています

しっかりと儲けの出せる経営をしていってください。

その2 面談を商談にしてはいけない

面談を商談にしてはいけない

面談を商談にしてはいけない

皆さんの塾では保護者面談をされているでしょうか。

面談を講習会販売のための商談にしている学習塾が多すぎます。

そのような面談は保護者も身構えてしまい、双方が重苦しい数十分を過ごすことになります。

面談を楽しみにしている親は多い

面談は本来、生徒の塾での様子や家庭での様子を交換し合う場です。

話題の主役は当然、生徒であるべきなのです。

だからこそ学習塾の面談を楽しみにしている保護者は、実は多いです

保護者の方も、本当は誰かに話を聞いてほしいのです。

それに学習塾を経営していると、どうしても子どもとばかり日々会話をすることになります。

久しぶりに大人と話すのも楽しいものです。

保護者が面談時に望んでいる話題

面談では、生徒の塾での様子を話しますが、この時、勉強以外で気になった点をたくさん伝えてあげてください。

例えば、いつも姿勢がいいとか、隣の子に消しゴムを貸してあげていたとか、髪の毛伸びましたね、などです。

勉強以外も見てくれていると感じると、保護者は信頼を寄せます。

面談時はよい聞き役に

そして、保護者からの話をたくさん聞いてください。

話を聞くというのは単純に、保護者と会話するという意味です。

決して保護者の要求を聞き入れるという意味ではありません

保護者をあなたのファンにするのが面談の目的です。

決して保護者のいいなりになってはいけません。

のめない要求ははっきりと断り、規約違反があれば臆せずに指摘してください

何度もいいますが、生徒は平等に扱ってください。

一部の要求だけ受け入れると、ほかの生徒がやめていきます。

塾に残ってほしいのは、規約を守っている生徒たちのほうです。

講習会を買ってもらう

保護者との信頼関係ができ上がっていて、保護者があなたのファンであれば、面談後の講習会購入はすぐに決まります。

この保護者との関係は、日々の生徒や保護者とのちょっとした会話の積み重ねでもあります。

ところが学習塾側がいつも保護者や生徒のいいなりになっていると、講習会がちっとも売れません。

ちっとも売れない学習塾に限って、「あそこの塾は講習会ばかり売りつけてくる」と悪評が立ち、さらに売れなくなっていきます。

その3 講習会中も通常授業をやめてはいけない

講習会中も通常授業をやめてはいけない

講習会中も通常授業をやめてはいけない

講習会の売上は、学習塾にとってボーナスのようなものです。

講習会のある月は通常の月よりも大幅に売り上げが伸びます。

講習会は、通常授業にプラスして開催することをお勧めします。

大手塾の講習会とはやり方を変える

大手の学習塾などは、夏休みなどの講習会期間中に通常授業を一切取りやめ、講習会メニューに切り替えます。

これは、講習会を会員ではない生徒にも受講させるためです。

そして新学期からの新規入会につなげます。

しかしこの場合、既存の生徒が夏期講習を受けない選択をすれば、その月の売上は発生しません。

それでも新規生徒を獲得すれば、たいしたダメージにはならないというわけです。

大手の学習塾は講習会期間中、社員一丸となって月300時間を超える残業をこなしながら新規生徒を獲得していきます。

その労働時間総数は、途轍もないものです。

個人塾の講習会のやり方

個人塾で講習会中の通常授業をやめると、夏休みだけ大手の学習塾で夏期講習を受ける生徒が出てきます。

さらに、新学期からは大手塾に生徒を取られかねません。

それを補うだけの新規入会生を獲得する手立てはありますか。


ですから、通常授業は一年間を通じて継続してください

そして、普段は面談などに充てていた時間に講習会を入れるのです。

こうすることで、月々の売り上げを継続したまま、講習会費をボーナスとして受け取れます。

しかも、労働時間を変えずにです。

 

まとめ

講習会を買ってもらうためには

  • 常時平常授業
  • 面談はよい聞き役に
  • 商談をしない

↓利益を出す時間割はこちら

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必見!みるみる売り上げが伸びる時間割

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本記事は、個人塾の経営者の方に向けて執筆いたしました

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よほどのことがない限り、基本的には毎週生徒が通い続け、毎月授業料が入金されていきます。

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それだけに生徒がひとりやめると、経営的にも精神的にもダメージが大きいですよね…。

というわけで、生徒がやめない・生徒がやめてもびくともしない学習塾の作り方を見ていきましょう!

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その1 時間割で利益が変わる

時間割で利益が変わる

時間割で利益が変わる

時間割を見直すことで、さらに売り上げを伸ばすことができます。

皆さんの学習塾は、授業を詰め込みすぎてはいないでしょうか。

詰め込み過ぎないほうが利益がでる

学習塾の主な収入は、月々の授業料です。

通常の授業は、特に苦労しなくても毎週毎週生徒が通ってきてくれますので、勝手に振り込まれてくるイメージがあるかもしれません。

だったら授業をたくさんやればやるほど、儲かるような気がします。


しかし営業時間に授業以外何も詰め込めないようなパンパンの時間割では、毎月の授業料は増えていきません。

毎月同じ数の生徒に同じ数の授業をして、同じような収入の日々が続くだけです。

もっと長い目で見て売り上げを伸ばしていくためには、面談と講習会が必要です。

その2 休み時間に利益をだす

休み時間に利益をだす

休み時間に利益をだす

普通に考えれば、授業と授業の間、つまり休み時間には売り上げが発生しません。

だからといって、休み時間はトイレに行く時間程度しか確保していないのは、非常にもったいないことです。

生徒も患者もお客さんも誰かに話を聞いてほしい

生徒は、先生や経営者にいつも話を聞いてもらいたいと思っています。

休み時間には、とにかく生徒や保護者と会話をしてください。

そこには、売り上げ獲得のチャンスがたくさん転がっています。

学習塾には、自分からは話しかけてこない生徒がいます。

そういう生徒こそ先生や経営者に聞いてもらいたい話があるし、話しかけてほしいと思っています。

学校では、人気者やリーダー格の生徒ばかりが先生と話しています。

おとなしい生徒は放っておかれます。

学校の先生には営業義務がないので、手のかからない生徒は楽です。

わざわざ話しかけることはないのです。

また、学校の先生も人間です。

生徒から「先生、先生。」と慕われるのはうれしいでしょう。

生徒は話しかけられるのを待っている

だからこそ学習塾では、おとなしい生徒に積極的に声をかけてください。

そして足りない科目があれば受講を勧めます。

もちろん、受講科目を増やすための営業活動だけではありません。

学校では先生に相手にされなかった子たちでも、学習塾の先生や経営者には悩みを打ち明けられるというのはよくあることです。

この子たちにとって塾の先生は、学校の先生よりも自分のことをわかってくれる存在です。

そして、こういう子たちが友だちを学習塾に誘ってきてくれます

休み時間には追加受講受け入れの準備を

休み時間に生徒の話を聞くことで、追加受講と生徒紹介のチャンスが訪れます

今いる生徒が追加受講をしてくれれば、生徒数が変わらないのに売り上げが伸びます。

しかも次回から毎月です。

いつその話題になっても慌てなくて済むよう、すぐに取り出せる場所に追加受講に関する書類一式をそろえておいてください。

登録フォームを用意している場合は、すぐにそのページに飛べるよう、QRコードを印刷した用紙を準備しておくことをお勧めします。

追加受講が決まりそうなら、必ずお迎えに来た保護者にも伝えます。

生徒さんから相談を受け追加受講をすすめたこと、来週までに書類を準備してきてほしいことなどです。

お迎えが来ないひとりで帰宅する生徒の場合には、その日のうちに保護者に連絡を入れてください。

休み時間には集客のチャンスも

新規入会のチャンスもいつやってくるかわかりません。

生徒と会話をする中で「じゃその子を一度連れておいでよ」と声をかけたタイミングで、ノベルティグッズやパンフレットを渡せるようにしておきます。

保護者とも会話できる時間の余裕を

営業時間いっぱいに授業を詰めてしまうと、こういった生徒との会話、保護者への連絡の時間が取れなくなってしまいます。

生徒の保護者もまた、先生や経営者に話したいことがたくさんありますし、授業中の生徒の様子を聞きたいと思っています。

その時間は、受講科目を増やせるチャンスの時間なのです。

他塾の噂は自塾の噂

こちらから話しかけなくても、生徒のほうから寄ってくる子たちもいます。

彼らもまた先生や経営者と話がしたいのです。

耳を傾けてみれば、他塾のうわさがたくさん聞こえてきます(ということはこちらの塾のうわさもほかに流れているということなのですが)。

どんなサービスを行っているか、どんなツールを使っているか、何が好評で何が不評か、などです。

生徒たちは面と向かって経営者であるあなたに学習塾の不満をぶつけたりはしないでしょう。

だからこそ、他塾の悪口は平気でいいます。

でも他塾の悪口は、裏を返せば自塾への不安や不満である可能性もあるのです


「あそこの学習塾では、先生が生徒にセクハラをしたらしい」という声が聞こえてきたなら、それは、この塾では大丈夫かなあという生徒の不安の声とも解釈できます。

「あそこの塾の駐車場で接触事故があったらしい」と聞けば、自塾の周りの安全確保を怠らないでほしいという意味かもしれません。

経営者はクレームを受けにくい

私も経営者時代、いわゆるクレームをもらったことはほとんどありませんでした。

やはり生徒や保護者からすると、毎週顔を合わせる人、しかもその学習塾の経営者には、文句をいいづらいわけです。

だから余計に経営者は生徒や保護者の気持ちに鈍感になります。

休み時間には生徒の声を聞き、彼らが不満に思っていることを見つけ、退塾の危険を回避していってください。

まとめ

  • 余裕のある時間割のほうが利益が出る
  • 休み時間の生徒や保護者との会話が営業活動になる

↓コンセプトに合った生徒を受け入れる方法は

 

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戦略的経営:塾に合った生徒だけを受け入れる

戦略的経営:塾に合った生徒だけを受け入れる

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本記事は、個人塾の経営者の方に向けて執筆いたしました

数ある学習塾の中で、生徒と保護者に選ばれる塾を作っていくためのブログです!

学習塾は会員制の習い事です。

よほどのことがない限り、基本的には毎週生徒が通い続け、毎月授業料が入金されていきます。

他業種から見れば、非常に恵まれた経営形態なんです!

それだけに生徒がひとりやめると、経営的にも精神的にもダメージが大きいですよね…。

というわけで、生徒がやめない・生徒がやめてもびくともしない学習塾の作り方を見ていきましょう!

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その1 塾に合った生徒だけを受け入れる

塾に合った生徒だけを受け入れる

塾に合った生徒だけを受け入れる

「誰でもウェルカム・何でもやります」をコンセプトにしては、個人塾は必ず失敗します。

そうではなくて、とんかつ専門店と決めたなら、とんかつを食べたい人だけに、とんかつを提供してください。

フルーツパフェも食べたいといわれても、決してフルーツパフェを提供してはいけません。

質の高いものだけ提供する

保護者から授業料をもらう以上、質の高い授業を提供しなければ満足してもらえません。

期待したほど満足感が得られなければ、生徒はやめてしまいます。

あれもこれもと欲張らないことが、利益を上げる近道です。

ルールを厳しくする

さらに、ルールも厳しくしてください。

振替なし、兄弟割引なし、年会費・教材費あり、退塾勧告ありなどです。

不思議に思うかもしれませんが、縛りがあるほど生徒や保護者からの信頼を得られます。

ドレスコードのあるレストランのほうが信頼できるのと同じです。

振替なし

塾を休んだ場合の振替は、絶対に設けないでください。

そうすれば、他の習い事や部活動よりもあなたの塾の優先順位が上がります。

塾の振替がないということは、休むともったいない、つまり塾は休めないものになります。

例えばテニス教室の合宿のお知らせが来るたびに、塾は火曜と金曜だから…と必ずあなたの塾の予定が頭をよぎることになるのです。


「何でもやります」というサービスは、経営者や講師の先生を疲弊させるだけです。

結果十分なサービスが提供できず、あるいは最初から大手塾のサービスには到底叶わず、悪い噂ばかりが立って生徒数は増えません。

ですから、経営者や講師の先生が自信を持って提供できるサービスしか、行わないでください。

それがビジネスの基本であり、あなたにとっても生徒や保護者にとってもベストなのです。

その2 1年で学習塾の体質を変える

1年で学習塾の体質を変える

1年で学習塾の体質を変える

空いている塾、退塾者の多い学習塾の体質を変えるのに、そう時間はかかりません。

まずは「誰でもウェルカム」からの脱却です。

塾のコンセプトを見なおす

学習塾のコンセプトを変えるのは大変なことのように思いますが、1年でだいぶカラーの違う塾に育てることができます。

塾に合った生徒は、塾に合った生徒を紹介してくれるからです

理想の生徒像を思い浮かべる

学習塾に通うきっかけは、生徒からの紹介やママ友からの口コミが圧倒的多数です。

反対に口コミの少ない学習塾は、いわゆる空いている塾である傾向があります。

空いていて、自分たちだけのコミュニティを守りたい生徒や保護者は、友人やママ友に塾の話をしたがりません。

したがって口コミが生まれず、空いている塾は空いているままになりがちです。


さてあなたの理想とする学習塾には、どのような生徒が多いと運営しやすそうでしょうか。

女子限定の学習塾であれば、もちろん女子生徒ということになります。

特定の私立高校入試が得意であればそこを希望している生徒ですし、低学力層の子たちの学力を押し上げるような学習塾にしたいのなら、学力の低い生徒ということになります。

理想的な生徒だけ入会させる

まずは、こんな生徒が増えたらいいなという生徒や保護者に積極的に声をかけ、彼らの満足度をもっと高めます

そして彼らから新規生徒を紹介してもらいます。

理想のコンセプトをことばにして公表する

ホームページやSNSにも、コンセプトとなる言葉をちりばめます。

XやInstagramなら#(ハッシュタグ)を付けて記載しておけば、より検索されやすくなります。

コンセプトに合わない生徒は入会を断る

そしてコンセプトに合わない生徒ですが、今いる生徒を退塾させるのはさすがにできません。

その代わり、新しく入会を希望してくる生徒のすべてを受け入れるということをやめます。

入会面談で学力レベルや志望校、塾の規約などをしっかり説明し、自塾で預かれないと判断したら入会をお断りしてください。

目の前に入会費と教材費と今月分の月謝がちらついていながら入会させないというのは、とても勇気がいることです。

なにより入会したいとやってきてくれた生徒と保護者にお断りを入れるのも、申し訳ない気持ちになります。

しかし、ここが頑張りどころです。

入会の段階でしっかり線引きをしておくことで、1年後の利益が変わってきます。

地域の塾コミュニティに入会する

あとで述べますが、地域には個人塾のコミュニティがあるはずです。

学習塾経営者の方たちと日ごろからよいお付き合いができていると、自塾で預かれなかった生徒をほかの信頼できる学習塾に紹介することができます。

そしてまた反対に、ほかの学習塾から生徒を紹介される機会も訪れます。

個人塾は個性を生かして営業することで、実は生徒の取り合いを避けられます。

個人塾同士は、ライバル関係ではないのです。

まとめ

  • 理想の生徒だけ入会させる
  • コンセプトをことばにして公表する

↓今すぐやめるべき2つのことは

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顧客満足を追求する学習塾の戦略~コアなポイントに絞るということ~

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本記事は、個人塾の経営者の方に向けて執筆いたしました

数ある学習塾の中で、生徒と保護者に選ばれる塾を作っていくためのブログです!

学習塾は会員制の習い事です。

よほどのことがない限り、基本的には毎週生徒が通い続け、毎月授業料が入金されていきます。

他業種から見れば、非常に恵まれた経営形態なんです!

それだけに生徒がひとりやめると、経営的にも精神的にもダメージが大きいですよね…。

というわけで、生徒がやめない・生徒がやめてもびくともしない学習塾の作り方を見ていきましょう!

 

その1 生徒と保護者から信頼される学習塾になる

生徒と保護者から信頼される学習塾になる

生徒と保護者から信頼される学習塾になる

専門性の高い学習塾は、何でもありの学習塾よりも信頼されます。

おいしいとんかつが食べたい、と明確な思いのある人は、ファミリーレストランではなくてとんかつ屋さんを探すでしょ!

同じように、数学を強化したいと考えている生徒や保護者は、「数学に強い」学習塾を探すんです。

その2 「なんでもOK」をやめよう

「なんでもOK」をやめよう

「なんでもOK」をやめよう

もちろん、なんでもいいからとりあえず塾を探そう、という需要もあります。

お腹が減ったから何でもいいので空腹を満たしたい、という人がいるのと同じです。

そんなお客さんの中には、本当に空腹さえ満たせればいい人もいますが、まずいものは食べたくない、食物アレルギーがある、個室がいいなど、実は様々な要求を抱えた人が混在しています。

独特な好みをもった状態でファミリーレストランに行ったら期待したものが食べられなかったと、クレームにつながる恐れもあります。

スタッフの数が少ない小規模の学習塾では、この「何でもOK」スタイルの学習塾をつくるのはリスクが高すぎます!

目指すは専門店のクオリティ

規模の小さな学習塾ほど、対象者を絞るべきです

そして講師や経営者はその分野の専門家として授業や進路指導を行うわけです。

もともと得意な分野を指導の中心にするのが当然いいと思います。

薄く浅い知識でなんとなくまんべんなく授業を行うよりも、経営者の得意な分野に特化した授業を提供するほうが、よほど生徒のためになります。

ファミリーレストランのとんかつよりも、とんかつ専門店のとんかつのほうがおいしいのはそのためです。

しかも専門店は豚肉も衣も油も一流の材料をそろえ、職人の時給も高いはずですから、客単価も高く設定できます。

それでもお客さんは満足します

なぜなら、そのとんかつのクオリティが高いからです。

専門性に見合った授業料設定

個人経営の学習塾は、このやり方で授業・経営を行っていくべきです。

細かい分野に絞って質の高い授業と進路指導を提供し、しっかりと授業料をいただきます

そして塾に合った生徒だけを受け入れていくのです。

その3 「誰でもウェルカム」をやめよう

「誰でもウェルカム」をやめよう

「誰でもウェルカム」をやめよう

いちばんやってはいけないのは、生徒に合わせて授業や経営を行うことです

学力の低い子に合わせて授業を行えば、学力の高い子がやめます。

新規の生徒に合わせてルールを変えれば、既存の生徒がやめていきます。

その繰り返しになります。

まずは経営者がポリシーを決めて、規約を設定し、そのポリシーに合う生徒だけ、規約を守れる生徒だけを受け入れてください

生徒を選べば合格率が上がる

何度もいいますが、そのほうが生徒のための指導になります。

個人塾のほうが入試合格率が高いのはそのためです。

経営方針に合った生徒ばかりが入会してくるため、生徒が勉強しやすく、成績も上がりやすいのです。

コンセプトは見直してもいい!

さて、もう一度聞きます。

あなたの学習塾は、どんな学習塾ですか?

もしかしたら、学習塾を立ち上げる時にはどのような塾に育っていくか、どのような塾がご自分に合っているか、分からなかったかもしれません。

もちろん、学習塾を立ち上げるときすでに明確なコンセプトを決めていた方もいるはずです。

ですが何年か学習塾を続けているうちに、方向転換を図りたくなることもあります。

今が見直すチャンスです!

できないことはしなくていい

普通の塾、つまり「誰でもウェルカム」の学習塾をつくってはいけません

ひとりの経営者が、たくさんのタイプの生徒を満足させることは不可能です。

そもそもできもしないことや、できるかどうか分からないことを請け負ってはいけません。

お金をいただいて提供するサービスですから、当然です。

もしもあなたの学習塾が「誰でもウェルカム・何でもやります」スタイルの塾なら、正反対のコンセプトにシフトしていってください

先ほど述べたような「女子生徒限定の塾」とか、「平均点以下の子対象の塾」とか、「○○高校受験専門の塾」といった具合にです。

大手と張り合うと確実に負ける

大手塾には何でもあります。

集団授業も個別授業もカウンセリングも振替授業もネット授業も送迎も…。

いろいろなサービスがありたくさんの従業員がいるので、授業料もそれなりに高く、生徒数にものをいわせて合格者数も莫大な数字を挙げられます。

ですが個人塾が「何でもやります」をコンセプトにしてしまったら、ファミリーレストラン型の大手塾に確実に負けます。

個人塾で勝負すれば必ず勝てる

万人受けを狙わないでください。

そもそも万人に選ばれる学習塾など存在しえないのです。

コアなポイントに絞れば絞るほど、あなたが準備に費やす時間もお金も少なくて済みます

そうすればより質の高いサービスを提供できることになるので、顧客満足度が高まり、口コミに繋がります。

そして、より検索されやすく選ばれやすい塾に育っていくというわけです。

まとめ

売上倍増のためにやめるべきことは...

  • 何でもOK
  • 誰でもウェルカム

の2つのコンセプト!

↓自分の塾のコンセプトって何だっけ?と思ったらこちらをどうぞ!

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一言で答えられないとヤバいかも~あなたの塾はどんな塾ですか?~

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本記事は、個人塾の経営者の方に向けて執筆いたしました

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学習塾は会員制の習い事です。

よほどのことがない限り、基本的には毎週生徒が通い続け、毎月授業料が入金されていきます。

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その1 塾の先生は子どもたちの原動力だ

あなたの塾はどんな塾ですか?

あなたの塾はどんな塾ですか?

個人塾は毎月の授業料が最も大きな収入です。

いかに退塾者を出さないかということが、まずは効率のいい学習塾運営のカギとなります。

実は、生徒や保護者たちは、学習塾経営者のみなさんと話をしたがっています

そして話を聞いてもらえればもらえるほど、みなさんの塾が彼らの生活に欠かせないものとなっていきます

ぜひ生徒たちになくてはならない存在となってください。

彼らがこれからの人生を生きていくとき、ことあるごとにみなさんのことを思いだして一歩を踏み出す原動力となるために!

その2 生徒に合わせて授業をしない

生徒に合わせて授業をしない

生徒に合わせて授業をしない

「生徒ひとりひとりに合わせた指導をします」というコピーをよく見ます。

これができるのは、家庭教師や個人レッスンです。

学習塾や学校の授業でひとりひとりの生徒に授業を合わせるためには、生徒の数だけ先生が必要になります。

世の中には様々なタイプの生徒がいるからです。

だったら、きわめて似たタイプの生徒だけを集めて学習塾を運営しませんか、というご提案です。

その3 「どんな塾ですか」に答えられますか 

「どんな塾ですか」に答えられますか 

「どんな塾ですか」に答えられますか 

皆さんの学習塾は、「どんな塾ですか」と聞かれたとき、どう答えますか?

一言で自分の塾を表せる言葉を持っていますか?

つまり、生徒や保護者がどのような学習塾を探しているかに気を配れているかという質問です。

同じような学習塾を探している生徒たちは、タイプの似た生徒といえます。

似たタイプの生徒を集める

まさか生徒や保護者は、学習塾なら何でもいいなどとは思っていません!

彼らなりに勉強したい空間の理想があり、学習塾に通った末に到達できるはずの願望を抱いています

できれば感染症対策の行き届いたきれいな学習塾に通って、○○高校に進学したい、などです。

自分の塾が「どんな塾か」をはっきりさせるということは、よく似たタイプの生徒ばかりを受け入れることと同義になります。

検索ワードは何になるだろう…

学習塾を探している生徒や保護者は、頻繁にインターネットやSNSで塾を検索しています

きっと彼らは「新宿 塾 女子限定」とか、「八王子 平均点以下 学習塾」とか、「○○高校受験 塾」などと検索します。

決して「普通の塾」、「一般的な学習塾」などを検索ワードには選ばないのです。

認知されると経営が楽になる

もしもあなたの塾はどんな塾ですかという問いに「普通の塾」、「一般的な学習塾」という答えが出てくるならば、かなりヤバいです…。

今すぐに塾の特徴を探してください!

そうすればあなたの学習塾は世間により検索され、より認知されるようになります

それだけで生徒が増えるばかりでなく、経営がとても楽になります。

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悪い口コミほど広がる

また生徒や保護者は、知り合いやSNSの口コミを信頼しています。

口コミの中では意図しない噂までよく広がるものです

例えば、「あそこの塾は空いている」、「何をしても叱られない」、「汚い」などです。

「少人数」を売りにしてはいけない

ちなみに「空いている塾」で検索する生徒や保護者は確かに存在します。

ですが、会員が少ないことを学習塾の売りにしていては、いつになっても売り上げが伸びません

学習塾は、生徒数が多ければ多いほど利益が出ます

生徒ひとりにかかる経費はほぼないに等しいようなものなのですから、「少人数」や「小ぢんまり」、「アットホーム」を売りにしてはいけません。

どんどんあなたの首を絞めていきます。

対象生徒を限定する

さて、学習塾を一言で表せるということは、募集する生徒の範囲を絞るということです。

例えば、女子生徒限定の学習塾には当然男子は入会してきません。

一見チャンスを半分手放すようですが、できれば男の子のいない環境を探している親御さんは多いものです。

何よりインターネットで「学習塾 女子限定」と検索した時に上位にヒットするだけで、広告効果は抜群に高いといえるのです。

新たに男子生徒が入会してくることはありませんが、共学の学習塾に通う女の子たちが、そこをやめて入会してくる可能性が生まれます。

また、生徒も先生も女性ばかりであれば、セクハラのような問題が極めて起こりにくくなります。

対象生徒を限定することで運営がしやすくなるというのは、そういうことです。

学力レベルを限定する

「平均点以下の子」など学力レベルを絞ることも、運営をしやすくするポイントです。

教材の種類が少なくて済みますし、クラス分けも必要ありません

生徒からの不満もずいぶん減るはずです。

なにより、もともとの点数が低い子たちを対象にすれば、伸びしろがその分大きいことになります。

この子たちが学習塾に通い始めてからどんどん点数を取り始めるのを見るのは、本当にうれしいと思います。

学校を限定する

生徒の通っている学校や志望校を限定するのもおすすめです。

ひとつの中学校や高校の生徒しか受け入れないということにすれば、定期テストの過去問対策が楽にできます

志望校を絞る場合も、入試問題や学力レベルを揃えられるという意味で有利です。

また、同じ志望校を目指して頑張っている生徒たちですから、何かと結束が生まれ、非常に授業がやりやすくなります

まとめ

塾が生徒に合わせるのではなく、あなたの塾に合った生徒ばかりを集めれば、売り上げは簡単に伸びます!

そのために…

  • 「どんな塾か」を一言で説明できるように
  • 対象生徒を限定する

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生徒がやめない入会手続き~後編~

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本記事は、学習塾経営者の方に向けて執筆いたしました

数ある学習塾の中で、生徒と保護者に選ばれる塾を作っていくためのブログです!

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

元塾経営者の猿子けいです。

23歳で学習塾を起業し、その後事業継承という形で塾を売却しました。


日本に新卒一斉採用がなくならない限り、受験が存在し続けます!

ということは、学習塾の需要も消えません

↓前編はこちらから

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その2 入会面談ですべての手続きを完了させる

入会面談ですべての手続きを完了させる

入会面談ですべての手続きを完了させる



いよいよ入会面談です。

入会の手続きをするときは、必ず保護者にも立ち会ってもらってください

生徒と保護者双方と面談し、その場で契約書類に署名や捺印をもらうのが理想です。


生徒と書類のやり取りをするだけでは不安です。

本来なら契約書がすべてのはずなのですが、聞いた、聞いていない、などのトラブルに発展しないとも限りません。

学習塾がトラブルに巻き込まれていちばん被害を受けるのは、毎週通ってくる生徒たちです。

持ってきてもらうもの一覧

入会の時に提出してもらう書類や持ってきてもらうと便利なものをあげてみました。

ルールは絶対

入会面談は、保護者が長時間同席する貴重な機会です。

お金のことや塾のルールについてなど、保護者の前で説明し、契約書類に署名や捺印をもらいます。

生徒や保護者からも、たくさん質問や要望が出てくるかもしれません。

保護者はみな、我が子がいちばんかわいいものです。

うちの子だけ例外を認めてほしい、といわれるかもしれません。

そういう要望には絶対に応えてはいけません。

ルールが守れない場合は入会を断ります。ほかの生徒を守るため、塾を守るために大切なことです。

情報は漏らさない

入会申込書や契約書は、メールフォームで提出されていても、プリントアウトして一緒に確認するとよいでしょう。

面談時に記入する場合は、一緒に書き進めていきます。

氏名の漢字はしっかりわかるように書いてもらい、まだ取得できていない情報(住所、電話番号、メールアドレスなど)があればそれも記入してもらいます。

入会申込フォームを利用して会員登録をする場合も、必要事項を記入しないと次に進めない設定にするなど、情報に漏れがないようにしてください。

これらは、今後自宅に書類を郵送する際に住所が、遅刻や緊急時には電話番号が、その他日常の問い合わせにはメールアドレスが必要になる旨をきちんと説明してください。

契約書類には必ずサインをもらう

また学習塾のルールをまとめ、規約として生徒と保護者の署名をその場でもらいます

こちらを電子版で準備している学習塾もあるかと思いますが、プリントアウトするなどして、生徒にも一部持ち帰ってもらってください。

書くべき内容は以下のようなものです。

  • 授業は毎月4回です。
  • 振替はありません。
  • 授業中の飲食は禁止です。
  • 授業開始後10分たっても生徒が来ない場合は保護者に電話します。
  • 遅刻は15分まで認めます。
  • 定期テストと通知表を見せてもらいます。
  • 定期的に保護者様と面談を行います。
  • 授業料は毎月〇日に引き落としです。
  • 引き落としができない場合お送りする振込用紙でお支払いください。
  • これらを守ってもらえない場合、退塾をお願いすることがあります。


このような内容を記載しておくといいのではないでしょうか。

まだまだ効力のある印鑑

保護者とはお金の話もしなければなりません。

授業料は銀行口座からの引き落としをお勧めします。

現金の徴収は手間がかかりますし、最近現金を使わない人が増えているからです。

口座引き落としの場合、各銀行の口座振替依頼書を作成すると思いますが、面談日に通帳と印鑑を持参してもらい、その場で書類を完成させてしまえるのがベストです


口座振替の登録は、書類を銀行に提出してから登録されるまで時間がかかります。

また、引き落とし日の数日前に引き落とし額を通知しておかないといけないので、実際に口座引き落としを利用できるまで1か月近くかかることもあります。

ですからせめて、書類作成は入会申込のその日のうちに済ませてしまいたいものです

そういう理由で、キャッシュカードか通帳と銀行印を持参して面談に来てもらえるよう通達しておいてください。

屋号で口座を開いておこう

しかし、口座振替を銀行に依頼するには、その銀行に学習塾の口座を持っていなければなりません。

個人事業主として学習塾を経営している場合それがネックとなり、月謝の現金徴収を続けておられる方が多いです。

個人名義の通帳しかなくても、引き落としは可能です。

その場合、引き落とし先が経営者の個人名になります。

これが嫌なら、その住所で学習塾を経営していることを銀行に証明できれば屋号付きの通帳も作れます。


銀行引き落としは間違いが少なく確実に徴収できますので、ぜひとも現金徴収の方は切り替えをお勧めします。

きちんと口座があるというだけで、塾に対する信頼度も増すものです。

アプリでの徴収が便利

もうひとつ、スマホアプリでの徴収という方法もあります。

前述したLINEのようなメッセージ機能を備えているものが多く、生徒に一斉にお知らせを出すときにも非常に重宝します。

今はほぼ誰でもスマホを持っている時代ですので、学習塾のSNSへの登録も、同時にできればなおよいかと思います。


電子送金は、間違いが起こりにくいことがメリットです。

記録もしっかり残るので現金よりも安全です。

↓ほかにも、会費集金システムが続々と誕生しています。

1日で処理を終わらせる意味

これらの書類のやり取りを、すべて入会面談の日に完結させます。

入会処理は結構手間がかかります。

すべての書類を回収するまでに別の新たな生徒が入会してきたりすれば、事務作業がどんどん複雑になっていきます

その段階で個人情報の漏洩が起こるかもしれません。

学習塾は、成績という個人情報があふれている場所です。

情報漏洩は学習塾にとって死活問題です。

入会面談ですべての手続きを完了させることを徹底してください。

その3 入会費と教材費を徴収しない意味はない

入会費と教材費を徴収しない意味はない

入会費と教材費を徴収しない意味はない

入会費を徴収する

さて、皆さんの学習塾では、入会費を徴収しているでしょうか。

徴収しても、生徒が退会するときに返却している学習塾もありますが、返却の必要はありません。

生徒がひとり入会すると、名簿管理や登録作業など、何かと事務手続きが必要になります。

また、授業料の口座引き落としの際には手数料が引かれます。

それらの代金ですから、しっかり徴収していいのです。

事務登録にかかる費用だと保護者にも説明してください。

教材費を徴収する

教材費は徴収しているでしょうか。

教材費は、1年分などまとまった額を1度に請求してください。

在籍している期間の分だけ分割払いにする必要はありません。

例えば12月から入会した生徒が4か月しかその教材を使わなかったとしても、塾側は一冊仕入れているのです。

また、1冊渡すごとにそのテキスト代を徴収するのもいけません。

1冊ずつの徴収にすると、宿題用のテキストは買いません、という生徒が出てくる恐れがあります。

年間教材費を15,000円と決めたなら、何月に入会しても、すぐに退会してしまったとしても、必ず15,000円を徴収してください。

先行投資の意味

ピアノや絵と違って、学習塾は通い始める生徒に先行投資の必要がほとんどありません。

とても気軽にスタートできる習い事です。

それは学習塾を経営するほうも同じではあります。

ピアノは高額なので、ピアノやエレクトーンをいったん買ってしまったら、元を取るまではやめにくいという心理が働きます。

子どもはもう練習する気がなくても、保護者としてはもう少し続けさせてみようという気になるわけです。


ピアノとは額が違いますが、入会費や教材費を最初にまとめて徴収することで、生徒が気軽にやめてしまうのを食い止めることができます

勉強は、やればできるようになるものです。

やる前に勉強をやめてしまうのは、とてももったいないことです。

その4 入会を断る勇気が利益につながる

入会を断る勇気が利益につながる

入会を断る勇気が利益につながる

入会したての生徒は、戸惑うこともあるかもしれません。

塾のルールを覚えきれていなくて、学習塾側がハラハラするかもしれません。

遅刻が続いているからといって叱ったら、すぐにやめてしまうのではないかと、なかなか叱れなかったりするものです。

新規入会生を特別扱いしない

でも、そんな腫れ物に触るような態度がいちばんいけません

いつまでも新規入会生を特別扱いしていては、既存の生徒が嫌な思いをします。

新規生のほうもやりたい放題になるかもしれません。


時には学習塾のほうから入会を断る勇気も必要です。

それはつまり、すべての生徒を平等に扱うということです。


他人が自分よりもひいきされていると感じると、私たちはとても不愉快に思うのです。

新しい生徒やわがままな保護者に対して接し方を変えれば、一時の入金は得られるかもしれませんが、既存の生徒がひとり、ふたりとやめていきます。

簡単には入会させないというプライド

経営者の皆さんは、だいたい一度話せば生徒やその保護者が今後どうなっていくか想像がつくはずです。

もしも自分の手に負えなくなりそうな予感がしたら、早いうちに入会を断るべきです。

誰でもが簡単には入会できない学習塾、というのはむしろ、宣伝効果となります

まとめ

  • 入会手続きは入会面談時に終わらせる
  • 入会費・教材費を徴収する(返却しない)
  • 退会させる勇気が学習塾を大きくする

 

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生徒がやめない入会手続き~前編~

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本記事は、学習塾経営者の方に向けて執筆いたしました

数ある学習塾の中で、生徒と保護者に選ばれる塾を作っていくためのブログです!

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

元塾経営者の猿子けいです。

23歳で学習塾を起業し、その後事業継承という形で塾を売却しました。


日本に新卒一斉採用がなくならない限り、受験が存在し続けます!

ということは、学習塾の需要も消えません

 

広告宣伝と集客を工夫すれば、今までよりも楽なステップで問い合わせを増やすことができます。

今回は、入会処理の段階で気を付けることにより、今後の売り上げをもっと伸ばしていけるポイントをご紹介します。

その1 とりあえず来てもらうために

とりあえず来てもらうために

とりあえず来てもらうために


学習塾へは毎週決まった時間に数年間通い続けるわけですから、生徒が一度も教室を見ずに入会を決めることはほぼありません。

一度足を運んでみて、実際に通える距離か、先生や経営者はどんな人かなどを確認したうえで、始めてみようかとなるわけです。

入会までのフローを以下に示します。

入会フロー

  1. 問い合わせ(と同時に見学か体験授業の予約)
  2. 見学・体験者用教材と入会書類を準備
  3. 授業見学または体験授業
  4. 入会希望者には契約書類を渡し、入会面談の予約を取る、その後メールで連絡
  5. 入会保留者にはメールで連絡を取る
  6. 入会面談・契約
  7. 入会・授業開始

生徒さんからお問い合わせがあったとき、同時に授業見学か体験授業の予約を取ります。

この場面で、ホームページのお問い合わせフォームが役に立ちます。

生徒や保護者は見学に来た際、質問や相談を始めるかもしれません。

スタッフの数に余裕があれば、授業はすべて講師に任せ、入会対応は経営者が行えます。

でも多くの学習塾では、経営者も自ら授業を行っているはずです。

そのため、余裕を持った時間割が必要になります

休み時間を長めに取っておくと、既存の会員対応をしながら見学者にも声をかけられます。

保護者の要望あるある

さて、見学や体験授業なのですが、すでにあなたの塾に通っている生徒たちは、他人の保護者に勉強風景を見られるのを嫌がりませんか

学校の授業参観は生徒の優劣が見分けにくいような授業を選んで行いますが、学習塾ではそういうわけにはいきません。

塾で誤答を繰り返す様子を、知り合いの保護者に見られるのは気持ちのいいことではありません。

反対に入会を考えている生徒の保護者は、学習塾の授業を見ておきたいと望んでいるはずです。

どちらの希望を優先しますか。

既存の会員を優先

当然、既存の会員です。

今いる生徒たちをいちばん大事にしなければなりません。

新規入会者が欲しいあまりに既存の会員をないがしろにすると、必ず退塾者が出ます。

塾のルールを明確に提示して、すべての生徒・保護者を平等に扱うことが、最終的に会員数を増やすことにつながります。

保護者の授業見学を行わないことはホームページや書面上に明記し、特別扱いを求めてくるような保護者には入会をお断りするべきです。

手続きは必ず保護者同伴で

見学や体験授業の後、すぐに入会を宣言してくれる生徒もいます。

その場合には、その場で入会書類を手渡し、入会面談の予約を取ってください。

入会面談では必ず保護者と契約を交わします

保護者と生徒、両方に来てもらってください。

高校生くらいになると生徒だけで入会を決めるケースもあるのですが、判断力のある高校生とはいえお金を払うのは保護者です。

契約書類を交わしても、保護者と予め会って話をしておくことは、後々の問題を回避するばかりでなく、早期退塾も防ぐことになります。

保護者は味方になる

生徒ひとりで入会を決めてしまう場合、生徒ひとりで退会も決めてしまいかねません。

もし生徒がある種の不満を抱いた場合でも、保護者と普段から接していれば、保護者が退塾のストッパーになってくれる場合があります。

お問い合わせフォームの使い方

その場で入会を決めずに、いったん持ち帰る生徒や保護者もいます。

その時に役に立つのが、やはりお問い合わせフォームです。

お問い合わせフォームには、連絡先としてメールアドレスを入力してもらっています。

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見学や体験授業をしたその日のうちに、お礼メールとして連絡を入れておいてください

見学の感想を聞き、授業体験中の生徒の様子を伝え、契約書類やパンフレットなど、当日手渡すはずだった書類も添付してください。

契約書類については、お申し込みフォーム同様入力フォームの形でも作れますので、そちらを活用するのがおすすめです。

なぜなら書類を添付しても、印刷するためのプリンタがない家庭もあるからです。

そして感触がよさそうであれば、入会面談の予約もメールで行います。

断るときもメールのほうが双方にやさしい

メールは相手の都合を気にせずに連絡が行えるところが便利です。

もちろん生徒が入会を断るときにも、電話や対面よりずいぶん気が楽だと思います。

お断りは残念ですが、どうせお断りなら早めに伝えてもらえたほうが助かります。

見学をしたきり音信不通になる生徒がたまにいますが、そんな生徒でもメールなら気軽にメッセージを送ってくれそうです。

こちらがやきもきすることもありません。

まとめ

  • 新規生徒の言いなりにならない
  • 生徒は平等
  • いざというときのお問い合わせフォーム

↓後編はこちらから

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