本記事は、個人塾の経営者の方に向けて執筆いたしました。
数ある学習塾の中で、生徒と保護者に選ばれる塾を作っていくためのブログです!
学習塾は会員制の習い事です。
よほどのことがない限り、基本的には毎週生徒が通い続け、毎月授業料が入金されていきます。
他業種から見れば、非常に恵まれた経営形態なんです!
それだけに生徒がひとりやめると、経営的にも精神的にもダメージが大きいですよね…。
というわけで、生徒がやめない・生徒がやめてもびくともしない学習塾の作り方を見ていきましょう!
↓まずは副業から塾経営をやってみたい方は
学習塾は一度生徒が入会してしまえば、毎月授業料が入ってくるビジネスです。
ですからあともうちょっと気を配ることで、翌月以降の売り上げをあともうちょっとずつ増やしていくことができます。
その1 最初の定期テストが利益を左右する
まずは、退塾者を出さない工夫です。
入会早々生徒と保護者の信頼を勝ち取っておきましょう。
すぐに定着してもらうためには、入会後最初の定期テストで大幅に点数をあげさせます。
定期テスト対策は超簡単
定期テストは対策のしやすいテストです。
中学校の定期テストなら、教科書対応の問題集に類似問題がよく出ています。
高校の定期テストは学校ごとに癖がありますから、過去問が収集できていれば難しくはありません。
何よりも生徒が、学校から試験範囲の書かれたものをもらっているはずです。
勉強させれば点が取れる
学生時代のテストは、勉強すれば点数が取れる仕組みになっています。
新規に入った生徒にはまず、試験範囲を開示してもらい、ひたすらに類似問題や過去問題を解いてもらいます。
時には初めに解答を見せ、それを暗記したうえで問題を解かせます。
定期テストで点数が取れなかった子たちは、今までそのようなやり方でテスト対策をしてきていません。
だまされたような気持で問題と向き合うかもしれません。
覚えさせるだけで点が取れる
ですが大人であれば経験済みですが、そんな付け焼刃でも定期テストは点数が取れてしまいます。
勉強とはそもそも覚えて書き出す、の繰り返しです。
初めての経験をした新入会生とその保護者は、目から鱗が落ち、一気にあなたの学習塾のとりこになってしまうはずです。
その2 過去問ストックが成績を左右する
成績管理や過去問管理をする際に、性能のいい複合機やスキャナーがあるととても便利です。
複合機というと高額なイメージですが、型落ちや中古を中心に探せば10分の1ほどの値段で買うことができます。
↓レンタルやリースという使い方もあるよ!
性能のいいマシンはスピーディーに動いてくれます。
授業の合間や入会面談中に、さっとコピーしたりスキャンできたりします。
過去問ストックは塾の財産
今後の成績管理のために、生徒には必ず直近の定期テストや通知表を持参してもらいます。
特に定期テストは、過去問をストックしておくべき重要なアイテムです。
ですから塾側としては、点数を控えるだけでなく、問題用紙と回答用紙のデータが欲しいのです。
それらのデータは学習塾の財産です。
しかしまれに、生徒の名前ごとコピーされるのを嫌がる生徒や保護者がいます。
大事な個人情報ですから当然ですね。
学習塾では個人情報保護のために生徒の名前部分に目隠しシールを貼ってコピーを取ったりするわけですが、それでも不安がる生徒や保護者はいます。
個人情報保護とスピードの両立
また、くしゃくしゃのテスト用紙のしわを伸ばしてコピー機に挟み、コピーやスキャンを取るのは意外と面倒です。
だったらいっそデジカメやスマホで写真を取れれば楽なのですが、やはり個人情報を気にする生徒や保護者には、印象が悪いようです。
実は今、スキャンしたい面を上に向けた状態でスキャンしてくれるスキャナーがあります。
生徒の目の前で画像をスキャンし、パソコンに取り組むことができます。
新品でも5万円程度で買えますので、導入しみてはいかがでしょうか。
できれば生徒にコピーを持参させたい
既存の会員も、定期テストが返却されたタイミングでどんどんテストを持ってきます。
それらのデータを素早く回収するときにも、このスキャナーは非常に役に立ちます。
テストの回収は面倒な作業のひとつではありますが、定期テストで点数を取らせるためにはなくてはならないものです。
定期テストでしっかり点数を取らせられることは、学習塾の使命でもあります。
信頼関係のできている生徒たちは、自らテスト用紙をコピーしてもってきてくれたりします。
こういう生徒ばかりになると本当に事務処理が楽ですが、なかなかそうはいきません。
テストの成績という生徒たちの重大なプライバシーを厳重に守りながら、過去問をなんとしてもストックしていってください。
その3 生徒を叱っていい
学習塾を経営していると、今の時代ひょんなことでハラスメントにならないか、気が気ではありません。
はれ物に触るように授業をする学習塾も見受けられます。
ですが意外に、「叱ってください」という要求が保護者からあるのも事実です。
それは勿論、自分の子どもが悪いことをしたら叱ってほしいし、他の子がいけないことをしていても平等に叱ってほしい、という意味だととらえるべきです。
反対に、「うちの子を叱らないでください」という保護者がいたら、そちらのほうが気を付けなければなりません。
退塾勧告をしてもいい
初めに学習塾のルールを提示したら、ルールを守らない子は叱ってください。
どうにも直らなければ、退塾勧告をするべきです。
学習塾の経営を乱す恐れのある生徒と保護者にやめてもらうことも、健全な運営を行っていく上では非常に重要です。
せっかく毎月授業料を支払ってくれている子をやめさせるのは非常に勇気がいりますが、そうすることで必ず学習塾の運営がよりよくなっていきます。
匿名の攻撃はさほど経営に響かない
先ほども述べましたが、よほどのことがない限り経営者にクレームはいいにくいのです。
その代わり現代では、ある事ない事SNSに書き込まれる恐れがあります。
私もSNSやブログでは、嫌なことを書かれたことがあります。
SNS上では、学習塾とはまったく関係のない企業が攻撃を仕掛けてくることさえあります。
でも経営には一切響きませんでした。
いいこともたくさん書き込んでもらえたからです。
まっとうな指導をしていれば、噂だけで学習塾がつぶれることはありません。
なぜなら学習塾には毎週生徒が通ってくるからです。
通い続けている生徒がいるという紛れもない事実が、根も葉もないうわさをかき消してくれます。
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