人生100年時代といわれ、漠然と募るお金に対する不安。
毎日結構忙しいのに、給料は増えていかず、物価だけが上昇しています。
スーパーでは安いほうの食品を手に取ったり、いいなと思った靴も見なかったふりをしてみたり、お金に対する不安のせいで我慢していること、ありませんか。
私たちが、特に大人の女性が経済的に自立できていることは、お金以外の様々な不安をも拭い去ってくれると信じています。
健康のこと、夫婦や家族のこと、子育てや老後のこと…この先何が起こるかは誰にもわからないけれど、お金さえあればなんとかなることがたくさんあります。
皆さんが手元のお金と心の余裕が少しずつ増していくのを実感し、この記事がみなさんの人生がより豊かになるその一助となれば、こんなにうれしいことはありません。
医療保険をやめるまたはランクを落とす
病気になった時のためにと、医療保険に入っている人はかなり多いと思います。
いろいろな特約を付けると、毎月結構な金額を支払っているのではないでしょうか。
国民皆保険
ですが日本において、我々は基本的に全員、公的な健康保険に加入しています。
病院で保険証を提示すれば、我々はその1割~3割しか負担しなくていいのです。
これは、大きな病気をした時も同じです。
高額医療費制度
しかも大病をして毎月の給料をはるかに超えるような医療費がかかった場合は、「高額療養費制度」が適用されます。
例えばですが、一般的な会社員が大きな病気をして、医療費が100万円だったとします。
まず会計窓口での請求は3割負担で30万円です。
これが前述した公的な健康保険の適用後の金額です。
さらに高額療養費制度が適用されると、給料が30万円程度の人の場合、20万円以上が後日払い戻されます。
つまりこの人は、実質10万円ほどしか支払わなくてよいということです。
民間の医療保険の掛け金
加えて民間の医療保険に加入していれば、負担額が全額返ってきたりお見舞金がもらえたりするわけですが…。
前述の場合、実質の医療費は10万円弱でした。
そこまで驚くほどの金額ではないのではないでしょうか。
これまでに毎月支払ってきた保険料の合計金額を一度計算してみてください。
年齢の高い人ほど、10万円をはるかに超えるとんでもない額になっているはずです。
医療保険のメリットがある人
つまり民間の医療保険は、まだ若い人やお金がない人にとってはとてもメリットがあるものです。
反対にある程度貯蓄のある人は、医療保険をやめても大したダメージにはなりません。
ダメージどころか、医療保険を解約することで、月々の出費が大きく減ることになります。
保険は最低限に
それでも何となく不安な人や、入院するなら個室がいいなどの譲れない希望があるならば、そういった特約を重視した少額の保険に加入し直すのもいいでしょう。
また、出産予定のある女性も医療保険に加入しているといいと思います。
いつ病気になるかは予想が立てられませんが、妊娠や出産はある程度予想が立てられるからです。
出産は医療機関に関わる行事ですから、必ず医療費が発生します。
妊娠や出産に伴って健康が悪化する可能性も十分に考えられます。
若い人であればなおさら、加入をお勧めします。
その他の固定費を減らす方法
ここまで、通信費と保険料の見直しについてお話ししてきました。
これだけで、毎月数万円の節約になる人も多いはずです。
では、ほかの固定費についてはどうでしょうか。
住居費と車両費
住居費や車のローンに関しては、暮らす環境によって必要なものが異なります。
都心に暮らしていれば住居費は高くつくかもしれませんが、車がなくても生活できます。
田舎暮らしであれば、住宅は安く済みますが、車がないと生活していけません。
リモートワークができる仕事に転職すれば、交通費そのものをかなり減らすことができます。
とはいえ、住居やマイカーにかかるお金を減らすためには、仕事や生活そのものの変化が必要となります。
水道光熱費
水道光熱費についてですが、ちょこまか節水節電を心掛けるのは素敵なことです。
ですが、それだけではそんなに大きな額は減らせません。
水道光熱費を見直すのなら、家電そのものを省エネタイプのものに買い替えるべきです。
インターネットとつながったスマート家電や、洗濯から乾燥までを全自動で行ってくれる洗濯機、留守中に掃除をしてくれるロボット掃除機などは、時間も大幅に節約してくれます。
購入費用は大きくなりますが、長い目で見ればお金を増やすことにつながります。
会費
サブスクや習い事の月会費も、固定費の仲間です。
お金の不安から逃れるために趣味や教養を手放すというのはあまりお勧めしませんが、無駄遣いがないか、見直してみる良いタイミングかもしれません。
使っていないものはさっさとやめるもよし、会費だけ払って通っていなかったスポーツジムに、心を入れ替えて通い始めるもよしです。
育児・介護費
最後にお小遣いや育児・介護・ペット関係ですが、相手が人や動物の場合、急に減らすのは困難です。
親の介護を急に在宅に変えたり、子どもを急に転校させたりというのは現実的ではありません。
反対に、愛する家族のことを思えばこそ、お金がもっとあったらいいのにと想像しているのではありませんか。
ですから今回は、育児や介護の部分での節約は考えないことにします。
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