本記事は、学習塾経営者の方に向けて執筆いたしました。
数ある学習塾の中で、生徒と保護者に選ばれる塾を作っていくためのブログです!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
元塾経営者の猿子けいです。
23歳で学習塾を起業し、その後事業継承という形で塾を売却しました。
日本に新卒一斉採用がなくならない限り、受験が存在し続けます!
ということは、学習塾の需要も消えません!
その2 折込チラシからの卒業
折込チラシは非常にお金がかかります。
私も塾経営を始めた時は、広告宣伝といえば折込チラシと信じて疑いませんでした!
でも実際に折込チラシを打ってみても、数万枚撒いてやっとひとり入会するかどうか、のような状態…。
チラシの費用対効果
費用対効果を計算してみましょう。
折込チラシを1回撒いて20万円かかり、ひとりの生徒がチラシを見て入会したとします。
この生徒から20万円を徴収するには、約1年かかります。
ということは、この生徒が1年未満で辞めてしまったらチラシを打って損をしたことになるのです。
それでも、チラシを撒くこと自体に意味があると思いますか?
全否定はしませんが、証明ができません。
チラシにいくらの費用をかけたらいくら儲かったかが計算できないのであれば、経営には生かせません。
折込チラシのメリット
折込チラシのいいところは、思い立ったらすぐに撒けるところです。
広告代理店のデザイナーにデザインを依頼すればあっという間に完成します。
もちろん自分でデザインされている方もいらっしゃると思いますが、費用は大して抑えられません。
印刷代と折込代が高いのです。
広告代理店からそのまま新聞販売店に運んでもらえば、決まった日に折り込んでもらえます。
折込チラシのデメリット
でも楽であるということは、お金がかかるということなのです。
そして、最初の段階が楽だということは、あとあと大変だということです。
例えば、折込チラシを見た人は、問い合わせの手段として電話を想定しています。
折込チラシは通常朝刊に入りますから、朝から問い合わせ対応ができるように電話の前で待っていなければなりません。
もちろん、受付時間を午後2時からと付記しておいても構わないのです。
しかし朝7時の時点でチラシを見て高まっていた問合せ熱は、午後2時までもつでしょうか。
折込チラシは学習塾と相性が悪い
チラシにQRコードを付けておいて、チラシを見た人をホームページに誘導するという方法もあります。
これなら朝から電話の前にスタンバイしている必要はありません。
ですがお客さんからすると二度手間な感覚になり、スマホを取り出すのを躊躇するかもしれません。
そもそもホームページから問い合わせるつもりの人は、最初からインターネット上で情報を探しています。
次に、折込チラシは刷り上がってしまったら修正が利きません。
コロナ禍で我々は、政府の朝令暮改をたくさん経験してきました。
人的政策だけでなく、自然災害や経営者の健康問題など、未来に何が起こるかは想像できません。
それなのに折込チラシは、イベントなどの少なくとも1週間前くらいには刷り上がっている必要があり、数日前には折込センターに納入されていなければなりません。
そう考えると、なかなか厄介な広告宣伝手段だとは思いませんか?
ホームページ集客のメリット
その点ホームページなら安価に運営ができ、いつでも修正できます。
ホームページはお金がかかるというイメージは、おそらくデザイナーさんにいちから制作してもらうようなページのことなのではないでしょうか。
確かに業者さんにすべてを任せるとなると、作成に数百万円、その後の保守契約で毎月数万円とかかるようなページもあります。
予算に余裕があれば業者さんに委託することを否定はしませんが、たくさんの商品を売る業種ではないので、ブログサイトで十分ではないかと思うのです。
↓サーバーを借りるとしてもお金はそんなに掛かりません!
ブログ集客のメリット
ブログのやり方は、ちっとも難しくありません。
基本的にワープロで文字が打ち込める人ならだれでもできます。
ページ数もとても少なくて済みますから制作も楽ですし、ページを置いておくサーバーも少ない容量で運営できます。
経費をかけずに売上だけ伸ばす
多くの業種では大きな売り上げを得るためにはそれ相応の費用がかかりますが、学習塾は経費をかけないまま売り上げを伸ばしていくことが可能な業種です。
単純に、1クラスの生徒数が倍になれば、経費は変わらず、売り上げだけ倍になります。
よって利益もほぼ倍になるのです。
売り上げを伸ばす努力をするとともに、削れる経費を見つけていきましょう。
削れる経費の代表が、折込チラシです。
その3 レスポンシブ対応とは
人々が情報を得ようと思うとき、現役世代以下の大部分は、とりあえずスマホを開きます。
学習塾がターゲットとする客層も、大体みなさん1台はスマホを持っているはずです。
スマホ用ページの重要性
さてスマホの画面はパソコンの画面よりもだいぶ小さいですが、スマホで何かのサイトを閲覧しているとき、文字が小さくて読めない、という経験をしたことはありますか。
以前はそのようなサイトもたくさんありましたが、最近はあまり見かけなくなってきました。
みなさんの塾のホームページは、どうでしょうか。
実は、最近のホームページはスマホで見た場合にもストレスなく閲覧できるように、画面幅に合わせてレイアウトが変わるよう作られています。
これを、「レスポンシブ対応」といいます。
このレスポンシブ対応がされていないと、パソコンで見た画面そのままがスマホ画面サイズにただ縮小されて映ります。
あるいはスクロールバーがあらわれて、スクロールしないと最後まで閲覧できないようなページになる場合もあります。
いずれもとても読みにくく、ストレスがたまります。
↓これを機にオリジナルドメインを取得するのもあり!
だいぶ前にホームページを作った人は要注意
ホームページの作成を業者さんにお任せしている方は、スマホ対応を相談してみてください。
スマホ対応のデザインになっていないと、ボタンのサイズが小さかったりボタンを探すのに時間がかかったりして、せっかくの「お問い合わせボタン」が非常に押しにくくなってしまいます。
↓サーバーとドメインを同時取得も可能です
ブログサイトやSNSは対策済
その点、ブログサイトをホームページとして活用されている場合は、心配いりません。
ほとんどのブログサイトは現在、スマホ画面のサイズに対応しています。
いずれにしても、一度ご自身のスマホで確認してみてください。
同じように、FacebookなどのSNSを利用している方も、スマホ画面には何の問題もありません。
むしろXやInstagramといったツールはスマホを前提として開発されたアプリです。
ワードプレスに代表されるようなCMSでホームページを作っておられる方も、レスポンシブ対応になっていると思います。
もしなっていなければ、プラグインで調整してみてください。
↓wordpressも意外と簡単!
その4 お問い合わせページが必須な理由
学習塾のホームページに絶対に必要なのが、お問い合わせページ、地図、時間割の3点です。
お問い合わせページは、学習塾にとってホームページの存在意義と同等です。
問い合わせ対応のためにホームページを運用するといっても過言ではありません。
最大のメリットは、生徒のメールアドレスを簡単に取得できることです。
これが後々非常に役立ちます。
お問い合わせページとは
お問い合わせページのイメージはつきますか。
多くのウェブサイトに存在しているはずなので、何か適当なサイトを検索してみてください。
オンラインショッピングサイトであれば、注文ページが必ずあります。
学習塾の場合は、実際に教室を見る前に入会を決める生徒はまれなので、お問い合わせだけできるページがあればいいかと思います。
お問い合わせページで聴取する事柄
お問い合わせページは文字通り、生徒や保護者が問い合わせたいことを書くページなのですが、一緒に、氏名、学校名、学年、成績を伸ばしたい科目、体験授業を受けてみたい日時などを記入してもらえるのがいいところです。
特に電話で聞き間違えがちな氏名については、漢字やフリガナまで記載してもらえます。
そして何より、電話では聞きにくいメールアドレスを簡単に教えてもらえます。
実は生徒のためにもなるお問い合わせページ
これらは、「お問い合わせフォーム」という形で提供できるのがベストです。
グーグルフォームといった無料のサービスを使うこともできます。
お問い合わせフォームは、記入必須事項や選択回答などをこちらで指定できるのが便利なところです。
これにより、のちの入会処理がとても楽になります。
また氏名やメールアドレスを記入必須事項としておくことで、本当に興味のある生徒だけが問い合わせてくることになります。
冷やかしのお客さんに対応しなくて済むということです。
「お問い合わせフォーム」は、生徒や保護者に対しても記入事項がわかりやすく親切ですから、ホームページにメールアドレスを載せているだけの学習塾さんは、ぜひ導入を検討してみてください。
電話での問い合わせはやめよう
電話は便利な問合せツールではあるのですが、聞き間違えや聞き漏らしなどミスが起きやすくもあります。
学習塾のホームページやチラシの類に電話番号を載せてもいいのは、電話対応ができる事務員さんを雇ってからにするべきです。
電話はいつかかってくるかわからず、かかってきたら取って対応しなければなりません。
電話を取るのが経営者や講師の先生という塾も多くあると思いますが、授業中や入会手続き中に電話対応をしなければならないのは厄介です。
電話対応の時間を明記したり留守番電話サービスを使ったりという方法もありますが、それだと生徒や保護者に対して不親切です。
勇気をもって電話をかけてきてくれた生徒の気持ちが冷めてしまいかねません。
せっかくのチャンスを無駄にしてしまうことになります。
まとめ
- 折込チラシをやめる
- 電話でのお問い合わせをやめる
- Web上にお問い合わせページを作る
↓広告宣伝に関する記事はここからもどうぞ
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