本記事は、学習塾経営者の方に向けて執筆いたしました。
数ある学習塾の中で、生徒と保護者に選ばれる塾を作っていくためのブログです!
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
元塾経営者の猿子けいです。
23歳で学習塾を起業し、その後事業継承という形で塾を売却しました。
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その5 料金よりも時間と場所
加えてホームページに必要なコンテンツが、時間割と地図です。
この先、生徒たちが学習塾に通い続けられるかどうかは、時間と場所にかかっています。
授業料よりも優先順位が高いと考えてください。
学習塾は定期的に通わなければなりません。
学習塾に入会するということは、これから毎週同じ曜日の同じ時間に拘束されるということです。
通いやすい時間割になっているか
ちなみにあなたの塾の時間割は、近隣の学校の授業が終わる時刻、部活が終わる時刻に合わせた時間割になっているでしょうか。
土日に授業を開講している場合は、一般的な昼食の時間と重なっていないでしょうか。
生徒が通いやすく、保護者が送迎しやすい時間割かどうか、改めて見直してみてください。
加えて、授業の何分前から入室してもよいか、授業後は何時まで残ってよいかなども書いておくとよいでしょう。
生徒が通いやすい場所にあるか
そして、地図が必要です。
生徒や保護者が定期的に通える場所にあるかは、学習塾を決めるときの大きな基準です。
通い方も様々で、生徒が徒歩で通ってくるのか、自転車で通ってくるのか、あるいは保護者が車で送迎するのかによって、地図上のほしい情報も異なります。
例えば生徒が学校帰りに立ち寄るのならば、学校から自宅までの間にある学習塾が通いやすいです。
地図に付近の学校を目立つように入れておくと、とても目を引きます。
近くにスーパーやドラッグストアがあるのであれば、保護者が買い物をしながら生徒を待つことができます。
そういった情報を手作りの地図で示すことをお勧めします。
グーグルマップを読み込ませるだけではなく、簡単でいいので生徒や保護者にとって有益な情報が入った地図を作ってみてください。
生徒がちゃんとたどり着けるか
さらに、駐車場や駐輪場の場所も示しておきましょう。
教室が雑居ビルの中にある場合は、ビルの入り口やエレベーターの場所なども強調しておくと、見学や体験授業の際のハードルがずいぶん下がります。
ルールは先に書いておく
他には、費用や規約を載せます。
問い合わせがあってから対応しても構いませんが、授業料が前もってわからない学習塾には、怖くて見学にいきづらいですよね。
また教室の雰囲気を伝える写真や卒業生の声、経営者の紹介ページなどがあると、とても個性が出ます。
生徒や保護者の写真や名前を載せる際は、個人情報の取扱いに気を付けてください。
数で勝負をしない
合格実績も学習塾のホームページでよく見るコンテンツですが、大手の学習塾は合格者数を大々的にうたっています。
分母が多いからこそ合格者を数で喧伝できるだけで、実は規模の小さな学習塾のほうが合格率は高いのです。
小規模塾が数で勝負しようと思っても大手塾にはかないません。
数の羅列はお勧めしません。
生徒や保護者が知りたい情報を載せる
重要なのは、生徒や保護者が知りたい情報がちゃんと載っているかということです。
経営者がいいたいことばかりを羅列したホームページに集客効果はありません。
その6 SNS相互リンクで問合せ倍増計画
ホームページがあるのなら、同時にSNSも運用しないと絶対に損です。
SNSとはSocial Networking Serviceの略で、会員制のコミュニケーションツールのことです。
X(旧ツイッター)やInstagramなど、聞いたことがあるのではないでしょうか。
メッセージアプリのLINEは厳密にはSNSではないのですが、生徒世代のほとんどが利用しているはずです。
みなさんのスマホにもLINEがインストールされているのではないでしょうか。
口コミが入会理由第1位
ご存じのとおり、学習塾への入会理由として最も多いのは口コミです。
信頼する人に勧められたら、きっとそれはいいサービスなのだと私たちは感じるものです。
SNSは、インターネット上の口コミツールのようなものです。
直接会って話さなくても、SNS上では様々な情報交換がされています。
無料で口コミを発生させる
SNSは、短い宣伝や口コミを写真や画像とともに簡単に発信できるツールです。
もちろん無料でできます。
若い人の多くが情報を得るためにSNSを利用しています。
ですから、ありとあらゆるSNS上にも学習塾のアカウントを作っておけば、生徒や保護者の目に触れる機会がそれだけ増えるということです。
そして、もっと詳しく知りたい場合はホームページに誘導できるように、リンクを貼っておきます。
ホームページからも各SNSにリンクを貼ります。
こうすることで、最初にアクセスしたSNSとは別のSNSにも興味を持ってもらえたり、知り合いに気軽に紹介したりしやすくなります。
まず始めるならX
でも数あるSNSをすべて開設したり、毎日更新したりするのは大変です。
とりあえず始めてみるなら、私はXをお勧めします。
往々にして保護者たちは、会社で仕事をするふりをして、インターネットサーフィンを楽しんでいるものです。
会社のパソコンには、ふつうは個人のSNSアカウントを登録していません。
アカウント登録をしていなくても、Xは記事が見られるのです。
試しに「検索したい情報+X」と検索バーに入れて、何かを表示させてみてください。
それがXのページです(まれに、ログインしていないと表示されないページがあります)。
短い文章と写真、ハッシュタグと呼ばれる「♯」マークとそれに続くキーワードなどが出てくるはずです。
「♯」は、キーワードを検索するときに使います。
例えば記事の最後に「♯○○塾」というふうに学習塾名をいつも入れておけば、その部分をタップするとあなたの塾の記事ばかりが見られるようになります。
ちなみにこのハッシュタグ検索は、FacebookやInstagramでも同様に使えます。
余裕が出てきたら、これらのSNSにも挑戦してみてください。
メッセージアプリ導入のススメ
日本はLINEの普及率が高いですが、同じようにメッセージをやり取りでき、さらに集金機能までついたサービスがあります。
たまにメールアドレスを保護者の会社のアドレスで登録している方がいるのですが、そうなると会社が休みの時にはちっとも連絡がつかないことになってしまいます。
ですがスマホは大体の人が肌身離さず携帯していますから、こういったスマホアプリを導入しておけば、すぐに連絡をいきわたらせることができるのです。
まとめ
- ホームページには生徒と保護者が知りたいことだけ書く
- ホームページに自分が言いたいことを書かない
- SNS活用で無料で口コミを増産
日本に新卒一斉採用がなくならない限り、受験が存在し続けます!
ということは、学習塾の需要も消えません!
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