人生100年時代といわれ、漠然と募るお金に対する不安。
毎日結構忙しいのに、給料は増えていかず、物価だけが上昇しています。
スーパーでは安いほうの食品を手に取ったり、いいなと思った靴も見なかったふりをしてみたり、お金に対する不安のせいで我慢していること、ありませんか。
私たちが、特に大人の女性が経済的に自立できていることは、お金以外の様々な不安をも拭い去ってくれると信じています。
健康のこと、夫婦や家族のこと、子育てや老後のこと…この先何が起こるかは誰にもわからないけれど、お金さえあればなんとかなることがたくさんあります。
皆さんが手元のお金と心の余裕が少しずつ増していくのを実感し、この記事がみなさんの人生がより豊かになるその一助となれば、こんなにうれしいことはありません。
FIREは一言で表すなら、経済的に自立しながら働かずに生きることです。
江戸時代の町人が、現役を引退したらあとは長屋を一棟買いして家賃収入で生きていくようなイメージです。
現代では家賃以外に、動画配信やアフェリエイトブログなどから得る広告収入、作品や出版物が生み出すロイヤリティ、株式投資による配当金などを定期的に得ながら、仕事はしない生き方をFIREと呼んでいます。
FIREするにはいくら必要か
ではFIREするとしたら、つまりいくらあれば、働かなくてよい生活を手に入れられるのでしょうか。
年間支出の25倍!
一般的には、年間支出の25倍といわれています。
例えば1年間に使うお金が200万円なら、5000万円の資産が必要です。
毎年300万円使う人であれば、7500万円あればFIREが可能というわけです。
1年間の支出を資産の4%未満に抑えることで、生活資金がなくなることはないという考え方です。
4%ルール
これは、世界の経済をつかさどっているアメリカの株式(S&P500)のここ数十年の年間平均成長率が7%で、同時期の物価上昇率が3%であることから、引き算して「4%ルール」と呼ばれています。
もちろん、これから先の世界がどうなるかは誰にも予想がつきません。
あくまでも目安と考えてください。
子育て費は子どもの年齢によって変わる
また、今みなさんは現在の年間支出を基に計算されたと思いますが、お子さんがいる家庭においては、お子さんの成長に伴って世帯の支出が大きく変わってきますので、それについても注意が必要です。
サイドFIREという選択肢
FIREを細かく分類すると、実は何種類にも分かれます。
大きく分けると仕事を一切しないか、仕事もちょっとするか、の二択になります。
仕事を一切しない完全なFIREもいいですが、なかなかハードルが高かったり、もしもの時の不安が大きかったりする人も多いですよね。
そこで、資産運用で利益を得つつ、仕事で不足分を補うという考え方があります。それを、サイドFIREと呼びます。
仕事もちょっとする
厳密には、どういう仕事を選ぶかによってもう少し詳しく分ける見方もあるのですが、ここでは一律にサイドFIREと呼ばせていただきます。
ただしサイドFIREでは、仕事に対してあまりストレスがかからないようなものを選ぶことが多いです。
例えば短時間のパートであったり、在宅副業のようなものであったり、あるいは儲け度外視の好きな仕事だったり、といった具合です。
いずれにしても、運用できるだけの資産やコンテンツを十分に育てたうえで選択できるものです。
不労所得があることのメリット
不労所得があることのメリットは、何といってもストレスが少ないことです。
収入源が仕事しかない場合は、理不尽なことがあっても給料のために耐えなければなりません。
でもある程度の不労所得が確保できていれば、フルタイムや正社員などにこだわらなくてもいいことが多いのです。
時間にも余裕ができるので、家族や趣味に割くことができます。
FIREすることのデメリット
いいこと尽くしのようなFIREですが、気をつけるべきこともありますので書いておきます。
それは、時間がありすぎることです。
時間が欲しくてFIREしたはずなのに、いざ仕事に行かなくてよいとなると、することがなくて困ってしまう人がいます。
このような人は本来、FIREに向いていません。
また時間があるからといって、買い物に外食に旅行にと、以前の何倍もお金を使う生活になってしまうと、今度はお金が足りなくなる恐れがあります。
↓投資がよくわかる記事はこちら
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